2022/02/07 23:04

◯法別表第一に挙げられている危険物
●法別表第一に挙げられているもの、挙げられていないものを選ぶ問題が出題される場合があります!
   例えば、
  ・「次のうち法別表第一に危険物として挙げられていないものはどれか」
    (1)塩素酸塩類 (2)硫化りん (3)アルキルリチウム (4)アルコール類 (5)クロロスルホン酸   答え→  (5)クロロスルホン酸
  ・「法別表第一に危険物として挙げられているものはいくつあるか」
    硫化リン カリウム 過酸化水素 プロパン 硝酸   答え→  プロパン(気体)以外の4つが該当する。
  上記の様に第四類以外の危険物の名前も、法別表第一の中から試験の1、2問目に登場する可能性があります。
  下記に載せているのが第四類の危険物と、第四類以外の危険物(一部のみ)をまとめた表です。
  ・第四類以外の危険物の指定数量は問題の中で記載されている事もあれば、記載のない可能性もあります。
    「赤リン(100)」などと記載されていればラッキー問題です。これで覚えずに1点取れてしまいます。
    第四類以外の指定数量を計算する問題が出題されることもありますが、第四類以外では指定数量まではなかなか覚える人はいないかもしれません。
    (「第四類以外の危険物の指定数量まで覚えさせるほど鬼ではないだろう!」と覚えないのもアリかも?)
◯指定数量
●貯蔵するそれぞれの、危険物の数量を指定数量で除し、商の和が1以上の場合は指定数量以上の数量を貯蔵していることになる。
  「危険物の数量 ÷ その危険物に応じた指定数量 = 指定数量倍数」

  指定数量の倍数は、製造所等に複数の危険物を貯蔵している場合には、
  それぞれの指定数量倍数を求めて、それらすべての合計がその製造所等でも指定数量倍数になるので、それが解答になります。
  例えば、
  隔壁によって完全に区分されたA室・B室・C室に、それぞれの室で危険物を貯蔵している場合、
  「A室での指定数量倍数」 「B室での指定数量倍数」「C室での指定数量倍数」 の合計が指定数量倍数です。

◯許可、認可、承認、届け出(出題確率が高い)
●受理されるまでに困難なものから順に覚える
  ・「許可」は受理されるまでに一番困難なものですが、(一般的には禁止されている事を調査の末に解除する)
   逆に「届け出」はOKをもらうと言うより窓口に書類を出すだけです。
  ・困難なものから「許可」→「認可」→「承認」→「届け出」
  ・「製造所の設置工事・変更」は、一度建設してしまったらたやすく運べないから、一番受理されることが困難な「許可」になっている。
   (この様に困難なものから並んでいると分かれば、覚えやすいはずです)
  ・許可、認可、承認、届け出を一気に覚えるのは大変なので届け出から区切りました。
     「許可、認可、承認」を覚えてから「届け出」を覚える、又はその逆でもいいです。
  ・上の表では、「内容1」だけを見て「内容2」が想像できるなら、「内容2」の文章は暗記する必要はありませんが、
     「10日以内」「遅滞なく」「変更10日前までに」は許可、認可、承認、届け出の問題の中で必ずいずれかは出題される。
  ・法令ではほとんどが「市町村長」ですが、仮使用と仮取扱は「消防長または消防署長」になります。

 

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